パソコンソフトの力を借りて(なんちゃって)クリエーター気分を味わってみる

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マンガ作りに必要なこと

COMEEのコミPo!ショートコミックコンテストのおかげかはわからないけど
コミPo!マンガのレベルが急上昇して置いてきぼりを食らってる今日この頃。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?とか言ってみるテスト。
上を見上げても上手くなるわけではないので私は地道に行きますよ。

コミPo!のおかげで絵が描けないのにマンガを作れるようになって、
やっとのことでオリジナルのギャグ4コママンガを3本ほど作りあげた。
※3本目は今回の記事に一緒(↓)に載せてます
そんな生まれたばかりの赤ん坊のようなマンガ作りの初心者ですが、
読む方は自分で言うのもアレだけど常人の想像を絶するレベルだったり。
マンガの蔵書が1万冊とかあるわけですよ……
もうね、マンガ読みのプロを自称してしまおうかとかバカを言ってみる。
それだけ読んでても作る能力にはそのまま直結はしないわけですが(汗)。

でも山のように読んでるので自分の技術レベルは客観的にわかります。
何が足りてて何が足りないか指摘されるまでもなく自覚しています(爆)。
わかっててもどうすれば足りない部分を補えるのかがわからないのです。
求めてる形があってもどうすればそうできるのかがわからないのです。
足し算と引き算しか出来ない人に微分積分を理解させるのは無理でしょ。
つまり一つ一つ技術を積み重ねていかないと目標に到達できないのです。

マンガを山ほど読んでいれば感覚的にはマンガの技法が頭に入ります。
それが必要な時に必要な形で取り出せるとは限らないですが……
だから既存のマンガをトレースしながら記憶を再構成していくわけです。
そうしてより実践的に構図の流れやコマ割のパターンを覚えるのです。
求める構図を再現するにはどう操作するかという操作練習にもなるので。
ただこの手法には欠点が有るのでした。

初心者が独学でやる手法として既存の作品をトレースするのは普通です。
そしてその手法をとった場合にわりと陥り易い問題点が有るのです。
それは変なクセがついてしまうこと。特にトレース元の影響が甚大です。
リスペクトとか影響を受けたとかいい感じに言えないこともないけど。
そしてもう一つは基本的な技術が穴だらけになりかねないということ。
基本を網羅的に覚えるのではなく応用から基本を身に付ける手法なので。
このへんは幅と数をものすごくこなせばどうにかなるかもしれない。

と言うわけでマンガ表現の本を読んだ方がいい気がしてきたわけです。
きちんと体系的にマンガ表現の基本理論を覚えたほうがいいかなと。
もちろん表現の実践になるので既存のマンガのトレースもやりますよ。
理論(知識)と実践の両輪でやった方がおそらく効率的だと思うので。

思い立ったら吉日というわけで早速店頭でその手の本を物色してきたり。
さすがに日本はマンガ大国だけあってマンガ技法の本は大量に有ったよ。
でも大半は絵を描く方向に偏ってて求める内容の本はそんなになかった。
あまり大量に有っても選べないので結果的に良かったというべきかも!?


話は変わって、マンガを作るのに必要な要素は何かという話。
必要な要素をものすごく乱暴に分けるなら以下の3つになります。

・内容・ネタ(ストーリー・キャラクター・舞台設定)
・演出・表現技術(ネーム・コマ割・構図・装飾)
・作画

マンガは表現の形が違うけど質的にはとてもアニメに近いものなので
アニメの制作工程を(乱暴に)分解したのと似た感じになるわけです。
ちなみに上の3つを(乱暴に)アニメに当てはめるとこんな感じ。

・企画・構成・脚本
・コンテ・演出・撮影(後処理)
・作画(+彩色)・背景

多人数で制作されるアニメではこのように演出(コンテ)と作画は別です。
まれにコンテと演出と作監と原画を一人でやってる場合もありますが。
(個人制作のアニメも当然ながら全部一人でやってますね)
そーいうスーパーマンな人のレアケースはとりあえず置いといて。
ここで言いたいことは作画と演出には別の技術が必要って事なのです。

マンガはアニメと違って基本的に一人で作るものです。日本では。
原作の人が別にいることは有るけど実際にマンガにするのは一人です。
アシスタントはあくまで作画の手伝いで内容に(普通は)影響しないし。
マンガを描く人が演出から作画までを全部一人で担当してるわけです。
それが普通であまり演出と作画を分けて考えたりはしないのです。
絵が描けないのに表現技術だけ磨いたってどうにもならないのだから。
今まではならなかった、と言うべきか。

コミPo!によって絵が描けなくてもマンガが作れるようになりました。
キャラを配置して表情とポーズを選んでセリフとマンプを配置すれば
技術を何も持たない人ですらマンガっぽい体裁は出来上がるのです。
素材まで全部入りでとにかくお手軽にそれっぽいモノが作れるのです。
一つ一つの要素は既存のソフトでも可能で組み合わせれば出来たけど
圧倒的に手軽で速くできて内容に注力できるのが素晴らしいのです。
(その分自由度が低いけど)

しかし誰でもできるのは、あくまでマンガっぽい体裁だけなのです。
コミPo!が手助けしてくれるのは作画と表現のパターンだけなのです。
一つ目の内容と二つ目の演出は自分でどうにかしないといけません
そこをどうにかしないと「マンガっぽい体裁」からマンガにはならない。
実際コミPo!の習作作品でもマンガになってないのが結構あったりして。
コミPo!以外でも絵が上手いのにマンガはド下手糞な人が結構いるしね。
(絵を描く技術とマンガを作る技術は別だといういい例と言うか)
差し障るので具体的に誰とかどれとか言いませんが。

そして今の自分に足りない技術もまさに内容と演出なわけです。
それはつまりコミPo!以外の要素は全て足りないと言ってるわけだ(爆)。
内容はまだ救い様があるけど演出力があまりにへっぽこ過ぎなのです。
これでその昔アニメの演出家を夢見てたとか恥ずかしくなってきます(汗)。
ちなみにこれは実話。だからアニメの制作工程を少しは知ってるのです。

ここで前のマンガ技法の本の話になるわけです。
マンガ技法の本の内容が作画ばかりなのは描けないと話にならないからで。
作画と演出の境界を意識しない以上はまず絵を覚えることになるわけです。
ことマンガに関しては演出に相当する部分はその上のステップなのです。
だから初心者を対象にしたマンガ技法の本ではあまり触れてないのでした。
コミPo!やコミPo!的なものが普及してマンガ演出を知りたい人が増えれば
もっとその手の内容を扱った本が増えるかもと期待してしまいます。

漠然とした話ばかりではアレなので買ってきた本を紹介しておきます。
具体例のない漠然とした話ほど役に立たないものはないので。
マール社から出てる漫画バイブルシリーズの「コマ割映画技法」って本。



全5巻の漫画バイブルのシリーズは演出的な要素を多く扱ってる感じで。
さすがにまとめて買えないので(金もないし)中身をパラパラと確認して
コマ割とか見せ方を一番メインに扱ってるこれを買ってみたのでした。

グラフィック社とかいうところからも山のように漫画技法の本が出てて
ここにも構図とかコマ割を扱った本が何冊かありました。
パラパラと中を見た感じではこっちの方が初心者向けな気がしたかな。
私でも知ってることが載ってたりするので。
具体例の多さと内容の掘り下げ具合で私はマール社のほうを選んだけど、
自分の目で自分の求める情報が書いてあるのを選ぶのが良いと思います。
正直なところ自分の選択した本が正しかったかあまり自信がないので。
でも、とりあえずこの本と既存の漫画のトレースで技術を磨こうかなと。

あと「コミック 文体練習」と言う本も凄く気にはなったのだけど
残念ながらパックされてて中身が確認できませんでした。
Amazonのレビューを見る限りこちらの求めてるのはちょっと違う!?


こんな状況なのでショートコミックコンテストには間に合いそうにないね。
表現したいものが今の表現技術ではとても実現出来そうにないし。
映像的であまり内容がないというか、ほぼ表現力で決まる題材なので。
(かなりダイナミックにコマ割をしないと全く話にならない)
それでもギリギリまでは粘ってみて不完全でも形になれば出そうかなと。
もしももっと簡単にできるネタが思いついたならそっちにするかもね。
マンガ演出以上に魅力的にキャラを描くのが苦手だったりするので、
表現力に頼らない普通の内容のマンガの方も敷居が高いけど……
ああああ、なんか前途多難です。
4コマでしょーもないギャグをやってるのが私の器に相応しい感じ(泣)。


また話は変わって、マンガのタイプ(体裁)の話
マンガをこれまた乱暴にタイプ分けすると以下の3種類になります。

・(純)4コママンガ
・4コマ体裁ストーリーマンガ
・通常レイアウトのストーリーマンガ

これ以外に1コママンガと言うのが有るけど
あれはマンガの体裁だけで完成するので別物として除外して考えます。
上の3つの違いを際立たせるコマ割りもストリーも存在しないので。
(私は1コマ物はマンガ体裁のイラストだと思ってます)

そして上の3つの中でマンガとしての難易度が高いのは3つ目です。
4コマ系はコマ割の形とかサイズとか配置を工夫する必要がないので。
体験版が4コマしか作れないのは初心者でもなんとかなるからです。
コミPo!というソフトを使いたいと思う層を考えれば妥当な選択です。
最初に試してみるのが4コマなのもそれが最も簡単に作れるからです。
あくまでも見た目の話ですが。

もちろんコマの流れや繋がりは4コマ体裁でも必要になってきます。
それはマンガを作るためには必ず会得しないといけない技術なので。
そこをどうにかしないと上に書いたマンガっぽい何かにしかなりません。
コミPo!マンガの4コマ作品に一番その手のが多いのは必然なのです。
この人はまだ基本が分かってないんだなと温かい目で見てあげよう。
温かい目で見てください(おい)。

4コマの中で(純)4コママンガと4コマストーリーマンガは別物です。
ぱっと見は同じように見えるけど全く別の要素で成り立っています
(完全に分離してるわけではなく両方の要素を備えてるのも有ります)
旧来のギャグとかシュールな4コママンガが(純)4コママンガ系で、
最近主流の萌え4コマ作品はほとんどが4コマストーリーマンガです。
あんなの4コママンガじゃねぇとか言われるのはその違いが理由です。

(純)4コママンガと4コマストーリーマンガの違いは以下のとおり。

(純)4コママンガ
基本は1本の4コマで完結。4コマを越えたストーリーは不要。
ネタさえあればキャラは立ってなくても成り立つ。
必ず4コマで落とす必要がある。構図は単調でも成り立つ。

4コマストーリーマンガ
4コマでテンポを形成してるだけで全体で一つのストーリー。
ネタはそれなりでもいい、とにかくキャラを立てる必要有り。
4コマで落とす必要はない。構図はそれなりに工夫が必要。

よーするに4コマストーリーマンガはコマ割の特殊な普通のマンガです。
4コマ体裁だとメリハリが弱くて(表現のインパクトに頼れないので)
極めてキャラ立ちに依存するという面白い傾向が出てきたわけです。
そうして「けいおん!」などの萌え4コマの隆盛が発生したのでした。

ストーリーマンガを描きたいけどコマ割に自信がないような場合は
とりあえず4コマストーリーマンガな体裁でやってみるとよいのです。
4コマストーリーマンガを作ることでコマの流れや構図を身に付けて
通常の体裁のマンガにステップアップしてくのがいいんじゃないかと。
私としても今の(純)4コママンガの次に4コマストーリーマンガに挑戦し
最後に通常の体裁のマンガを作るという行程を考えていたわけです。
つまりコンテスト用に思いついたネタは次の次の段階だったのでした。

(純)4コママンガはマンガ技法的には最も初心者に向いてます。
ストーリーもキャラ立ちも不要だし構図を工夫しなくても成り立つから。
とにかくネタがあってちゃんと落ちればいいのです。
実はその「ちゃんと落ちればいい」のが結構難しいわけですが。
マンガ技法的には最も簡単だけど面白くするのは簡単じゃないのです。
ストーリーマンガとは全く別種のテクニックが必要になるわけです。
コミPo!マンガの4コマ作品はちゃんと落ちてないのが多いです……


さらに話が変わって、ギャグ4コママンガの技法の話。
マンガ作りの初心者が無謀にもギャグ4コママンガの技法を語りますYO!
ここに書くことが全てではないけど、こうすればそれなりにはなります。
自分でギャグ4コママンガを作ったことで理論の正しさを確認したので。

まずギャグ4コママンガに必要なのはボケです。これは絶対です。
4コマで閉まらないのも落ちてないのも全てはボケてないからです。
どうボケるかを考えのが4コマのネタ作りと言って間違いないです。

1コマ目と2コマ目は普通に進行して3コマ目か4コマ目でボケます。
3コマ目でボケる場合は4コマ目でツッコミを入れるのが多いです。
4コマ目でボケる場合は同じコマにツッコミを入れたりします。
このように一見するとボケとツッコミがセットのように思えます。
でも実はボケさえあれば必ずしもツッコミは入れなくていいのです。
ツッコミはボケたのをボケだと際立たせるため入れるものなので、
(ツッコミを入れないとボケだとわかりにくいのも有るので)
ボケ自体にインパクトが有ればツッコミは入れなくてもいいのです。

例えばオリジナル1作目の「取れちゃった」がツッコミ不在な例。
あれだけインパクトのあるボケならツッコミはいらないのです。
逆に「ナウなう」みたいにボケが弱いのはツッコミが必須です。
ツッコミを入れてもまだ弱いのでさらにもう1回ボケてるわけです。

ボケを際立たせるために突っ込まずにボケ倒すと言う技もあります。
ツッコミ不在でボケにボケで対応することでボケを際立たせる手法。

再構成マンガの「神のCHI☆KA☆RA」がボケにボケで対応してる例。
明らかに変なセリフ(ボケ)に感心をすることでボケ倒すわけです。

4コマ目にボケを入れる場合は3コマ目に勢いをつけたりもします。
普通に歩いてきて穴に落ちるよりスキップしてて穴に落ちる方が
より穴に落ちた時のバカさ加減が際立ってくるということです。
ボケをより際立たせるために効果的に前ふりを入れるわけです。

ここでやっと新作である3作目のオリジナルが登場。



1コマ目と2コマ目は通常進行だけど3コマ目でインパクトをつけて
4コマ目で全く逆方向に落としてるのです。
実はこれ最初に考えた時はスキンヘッズの方がボケだったのでした。
髪が無いのにどこがヘアカタログだよ!みたいな感じで。
でもスキンヘッズならやり方次第でスタイルとしても成り立つけど、
エキセントリック盛りヘアーはどーにもならんなとボケを交替した。
スキンヘッズを何とかカッコよくしようとマンプで装飾してたら
最初に考えてたのよりインパクトが増して結果的に良くなったなと。
(白と黒なのでパンクとかビジュアル系っぽい衣装にしてみた)

ちなみにこの変な盛りヘアーは残念ながら私のオリジナルじゃないです。
犬ビレさんのお試し4コママンガを真似てより変にアレンジしただけ。
髪のオプションをバラバラの変な色にして余分にごてごてつけるという、
普通なら絶対に選択しないであろう手法をあえてやってたの目にして、
目から鱗と言うか「その発想はなかったわ!」と衝撃を受けたのです。
コミPo!に限らず道具って使う人の工夫次第で差がつくのを痛感したよ。

おまけで既存のマンガをコミPo!で再現したのを1つ追加。



これも3コマ目で軽く勢いをつけて4コマ目でボケて(ツッコンで)ます。
きらら系みたいな萌え4コマ作品は全体に緩く流れてることが多いので、
ここまできっちりボケて落とすことは実は珍しかったり。
前後が緩く繋がってて4コマだけ切り取っても意味不明なのも多いし。
だから切り取って単独で成り立つ4コマを選ぶのも勉強になるかも!?
ちなみにこれはまだゲスト掲載なのでコミックスになるかは未知数です。
まずは連載されるようにならないと。

と言うわけで、
(ここまで読んだ人がいるか不明だけど)参考になりましたかね?


この後、今回こそいろんな人の作例を紹介しようと思ってたけど
長々と書きすぎて(時間がかかりすぎて)力尽きたのでまたの機会に。
ブックマークだけがどんどん増えていくよ……

実は上の内容の概要をコミPo!で解説マンガにしようかとも思ったけど
文章を書くだけでえらい時間が掛かってしまったので挫折しました。

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